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〜大久保駅特集+α(追加)〜

社会交通工学専攻M1年  栗原 一暢


 昨年の大久保駅特集+αの記事を作成後判明したことがあった。すでに廃止されたが、岐阜県大垣市の西濃鉄道昼飯線という貨物路線では、美濃大久保駅が存在していたこと記述していなかった。この場を借りて紹介させていただく。



(8)岐阜県−西濃鉄道美濃大久保駅 ☆☆☆☆

 1990年をもち、列車の運行が休止し、2006年3月に廃駅となってしまったが、岐阜県の美濃大久保駅というものが存在していたという。1928年の開業で、電気機関車の登場する前は蒸気機関車の運転も当時されていた。 現在この路線・駅は使用されておらず、この駅のホームは倉庫として利用されているようである。また線路に草が生え茂り、とても運転できる状態ではない。正式な路線名は西濃鉄道昼飯(ひるい)線といい、JR東海道線の美濃赤坂駅から美濃大久保駅を通り終点昼飯を結んでいた1.9kmの貨物線であった。この美濃大久保駅では昼飯方面へ向かう途中スイッチバックを担っていた。現在でも線路は残されていることから、それをうかがうことはできる(写真17)。



写真1 美濃大久保駅跡を望む


廃線となった原因は美濃赤坂駅の西濃鉄道の社員によると、現在はトラック輸送が主流となり貨物としての役目を終えた。また輸送物は主に石灰であり、多方面へ輸送できるからであるという。決して昼飯を運んでいた訳ではない。


 
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